こんにちは。
夢の印税生活を目指し、ライトノベル作家を志すしかたなすびです。
文章力を向上させるため、毎日1,000字以内で短編小説を書くことを目標にしました。
名付けて、毎日1,000字チャレンジです。
今日、令和2年7月20日で、4日目です。
まずは簡単に私の自己紹介を……
- アラサー男性
- ファンタジー小説好き
- 愛読書は週刊少年ジャンプ
- 仕事嫌い。飲み会嫌い。
- 今まで小説は書いたことないけど、なんとなく自信がある
ルールは、キーワードを3つ用意し、それを満たす物語とします。
今日のキーワードは、「束縛」「集中」「カリスマ」です。
お暇でしたらお付き合いください。
束縛・集中・カリスマ
俺は今、カリスマになれる薬を手にしている。ガラスの小瓶に、赤い液体が揺れている。栓はされていない。たった今目の前で調合され、できあがったばかりの薬だ。
「ほら、ここで飲んでいくんだろ。」
魔術師が面白がるように言う。
小瓶に直接くちをつけ、一気に飲み干した。甘ったるい味がした。
「お兄さん、試食あるよ!」
「卵おまけするよ!」
「野菜ちゃんと食べてるか!」
すぐに薬の効果が現れた。道を歩けばみんなが俺を見ている。みんなが俺の話をしている。みんなが俺に声をかけてくる。俺のことが気になって気になって仕方がないらしい。カリスマというのは自然と人の目をひくものだ。いつものように楽しくて、つい頬がゆるむ。ただ、駅のトイレで用を足すときにもまじまじと見られてしまったのには少しばかり辟易したが。
俺は腕をふるってディナーを用意した。冷製トマトスープ、鶏肉のソテー、高級パン。彼女もきっと喜んでくれるはずだ。
「いい匂いがする。今日、何かの記念日だっけ。」
帰宅した彼女が、俺に湿っぽい視線を向けながら聞いてきた。俺はあいまいな返事をしながら、いつものようにブーツを脱ぐのを手伝い、コートを受け取り、リビングのドアを開けてやる。そうしている間も、彼女の視線は常に俺の方に向いていた。彼女は俺に夢中なのだ。
洗面所に行き、コップにぬるま湯を満たす。彼女はそれを受け取る。手には石鹸の泡を用意しておき、うがいの終わった彼女の手をやさしく洗う。その間も彼女は俺から目を離さない。
そのまま食卓に案内し、椅子を引いて座らせる。その向かい側に俺も座る。食前酒にカリスマになる薬のカクテルをすすめる。
「甘ったるい。あなたこのカクテル好きよね。」
俺も一気に飲み干した。
あの魔術師の話では、今日の薬は出来がいいから効果は朝方まで続くとのことだ。俺は彼女のことが気になって気になって仕方がない。
以上、767字
感想
男が、カリスマになる薬を使って「お互いに夢中状態を強制的に作っている」、という話のつもりで書きました。
これって「束縛」のキーワードを満たしているんでしょうか。
とりあえず、会話文を少し増やしてみました。
ちょっとだけライトノベルに近づいた気がします。
会話文を増やせばライトノベルに近づく! という発想が、そもそも安易な気がしますが……。
がんばって練習します!