こんにちは。
夢の印税生活を目指し、ライトノベル作家を志すしかたなすびです。
文章力を向上させるため、毎日1,000字以内で短編小説を書くことを目標にしました。
名付けて、毎日1,000字チャレンジです。
今日、令和2年7月19日で、3日目です。
まずは簡単に私の自己紹介を……
- アラサー男性
- ファンタジー小説好き
- 愛読書は週刊少年ジャンプ
- 仕事嫌い。飲み会嫌い。
- 今まで小説は書いたことないけど、なんとなく自信がある
ルールは、キーワードを3つ用意し、それを満たす物語とします。
今日のキーワードは、「責任」「勇敢になる」「運命」です。
お暇でしたらお付き合いください。
責任・勇敢になる・運命
私はこの黒髪の彼の命に対して責任はない。
こうして黒髪の彼が頭を垂れて首を差し出しているのも、こうして私が彼の首筋めがけて剣を振り上げているのも、すべては私の責任ではなく、彼の責任によって生じた事態である。
したがって、私はこれから彼の首を断ち切ることとなるが、それによって殺人の罪を背負うことはないし、私は誰からも非難されることはない。
しかし。しかしである。私はこうした一連の仕事によって、少なからず嫌な感情を抱いてしまうのも事実だ。
この嫌気は誰の責任によって生じるものか。
私はこうした仕事を志願したわけでもないし、私の家系がこうした仕事を生業としていたわけでもなく、たまたま私の異動先がこれだっただけである。
この仕事をしていたのが、今まさに私の横で記録係をしている背の低い後輩だった可能性は十分にあるし、遠巻きに要人警護に立っている気のいい同僚だった可能性もある。
であれば、私の嫌気の責任は、私を私の仕事への異動を命じた上司にあるのだろうか。
いやしかし、上司はその上司の仕事の責任によって私の異動先を決定したのであるから、その責任は上司ではなくまた違う誰かが負うべきものである。
つまり、突き詰めれば私の嫌気は、黒髪の彼がしでかした行為を裁かれる罪と断じた法によって生じたものであるといえるし、その法を法たらしめる国民すべての責任だといえよう。
そうなると、国民ひとりひとりが負う責任はずいぶんと小さいものになると言わねばならず、もはや誰の責任でもないということとなるが、私の運が悪かったと、嫌気がさすような仕事についてしまったと、私の不運を嘆くほかないわけだ。
しかし私はいささか心力が足りない人物であるからして、この仕事を完遂するためには、少しばかりいつもよりも勇敢にならなければならない。それかもしくは、私の責任については他の私ではない誰かが負うものとして、ことさらに意識するほかない。
手に力は込めず、剣の重みのまま、まっすぐに、振り下ろす。
この嫌気の責任は、いったい誰が負うものか。
以上、843字
感想
「責任」「勇敢になる」「運命」の3語から、どうしてこんな暗いお話になってしまったのでしょうか。
小説なんて書いたことないんですが、心理テストみたいに、性格が反映されるものなのでしょうかね(私はもう少し根が明るい人間だと思っていました……。)。
またまたライトノベルの文章から遠ざかってしまいましたね。
でも、しばらくは思いつくまま書き連ねてみようと思います。
変に意識して書こうとすると、毎日1,000字チャレンジが途絶えちゃうかもしれないですしね!
そのうち、方向転換し、ライトノベルっぽいものにしようと思います!