こんにちは。
夢の印税生活を目指し、ライトノベル作家を目指すしかたなすびです。
文章力の向上のため、毎日1,000字以内で短編小説を書くことを目標にしました。
名付けて、毎日1,000字チャレンジです。
今日、令和2年7月17日が、その最初の日です。
簡単に私の自己紹介を……
- アラサー男性
- ファンタジー小説好き
- 仕事嫌い
- 飲み会嫌い
- 今まで小説は書いたことないけど、なんとなく自信がある
ルールは、キーワードを3つ用意し、それを満たす物語とします。
今日のキーワードは、「後悔」「喝采」「勤勉」です。
お暇でしたらお付き合いください。
後悔・喝采・勤勉
どんよりとした灰色の空の下で、群青色のマントに包まれた男が立ち尽くしていた。男は青ざめた顔でうつむき、自分の不注意と浅はかさをひどく後悔していた。足元の泥が乾いたような地面には杯が3つ転がり、中身だった液体が水たまりを作っている。男が蹴とばしてしまったのだ。
まずいことになった。儀式の途中でしくじったのだ。
男はこれから起こるだろうことを想像し、震えが止まらなかった。
やがて、水たまりから面白がるような声が聞こえてきた
「おお、おお。やってしまったなあ。ちゃんと足元を見ていなかったのかな。まあ、無理もないか。お前は何やらぶつぶつとつぶやき、目をつむっていたものな。仕方ない仕方ない。でもそのおかげで俺はちょっとだけこうしてお前と話せるんだ。ありがとうありがとう。ほんの少し力を貸してやろう。今からお前は変わるんだ。おめでとうおめでとう。」
声は最後に、耳障りな単語をいくつかささやいて唐突に止んだ。
男は不勉強であり、明日のテストが恐ろしかった。だから魔人の力を借りようとした。どうせならと興が乗り、大規模でかつ複雑な術式を選んでしまったのがまずかった。リスクについては考えてもいなかった。
それから男はすぐさま机に向かった。参考書を開き、問題集をやっつけた。一心不乱に勉強した。寝ても覚めても勉強した。そしてある日突然、自信がみなぎってきた。もう十分に知識を身に着けたのではないだろうか。今ならテストを受けても合格点をとれるのではないだろうか。テストが怖くなくなった。
男は友人からテストの問題と答案を借り、自室でテストを受けてみた。満点だった。それは、儀式を行った日から、100日後のことだった。
男は単位が足りず、その年に卒業できなかった。
以上、717字
感想
特に構成もストーリーも考えず、思いつくままに書いてみました。
起承転結も序破急もよくわかりませんが、初めてにしてはいいんじゃないかと思います。
このまま練習していけば、ライトノベル作家になれるかも……!!
なんだか可能性を感じます。